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■ 6:55 = 安中 = 8:00 めがね橋駐車場 【BF】
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めがね橋駐車場 8:20 ... 8:35 めがね橋(碓氷第三橋梁)... 8:55 碓氷川渡渉(登山道入る)... 9:20 巡幸道出合 ...
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10:35 栗が原(旧中山道出合)【L】 11:20 ... 12:10 巡幸道未踏部偵察 12:20 ... 12:30 渡渉 ... 12:40 めがね橋 ... 12:50 めがね橋駐車場
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めがね橋駐車場 12:55 = 13:05 碓氷湖徘徊 13:40 = 15:00 ■
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めがね橋の場所
この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔) |
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明治天皇は 「君たるもの、宜 しく全国を巡覧し、我が地理、形勢、人民、風土を視察し、万世不抜の制を建つべき」 との信条に基づき、明治5年の九州・西国、同9年の東北・北海道、同11年の北陸・東海道、同13年の甲州・東山道、同14年の山形・秋田・北海道、同18年の山口・広島・岡山の合計6回の巡幸をされている。
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北陸・東海道御巡幸は明治11年8月30日から11月9日まで72日間を費やし、右大臣の岩倉具視や、大蔵省参議の大隈重信ら総勢798名の従者が随行していた。
( ちなみに、皇女和宮内親王が徳川家茂に降嫁する旅で、碓氷峠を越えた時の従者は1万人とも言われる )
9月2日、国立屑糸紡績所へ行幸された折には、同町新町宿(高崎市)に宿泊することになり行在所が新築(建設費788円)された。
また、碓氷峠に至る急峻部分を避けるため、碓氷湖から旧中山道の栗が原まで、新たに明治天皇巡行道が整備された。
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高崎市HPより
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平成に入って巡幸道は一部が崩落したため、立ち入り禁止措置が取られていたが、平成18年に安中市が整備復活させた。
復活したルートは、「アプトの道 めがね橋(碓氷第三橋梁)」 と 「旧中山道 栗が原」 までの 2.5kmで、標高差は約 300m。
参考:安中市HP&歴史資料
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きょうは趣向を変えて、アプトの道「めがね橋」から旧中山道「栗が原」までの山道を歩いてみようと思います。
トレッキング向きなルートだが、特に山頂はなく。
標準点707から先が、明治天皇の辿られたルートになります。
アプトの道は過去に2回歩いたことがありますが、旧中山道は経験なく。
古の主要街道がどんな趣きなのか、興味もそそられるし (^^
上州坂本宿から軽井沢追分宿までの旧中山道(碓氷峠越え)は、文化庁の「歴史の道百選」に選定されている。
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▲ 表妙義の稜線ルートは賑わっているだろう |
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▲ 旧国道18号沿い めがね橋駐車場 |
▲ 整備された歩道をめがね橋へ |
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めがね橋周辺には、数台置ける駐車スペースが何ヶ所かあるが。
きょうは山歩きのベースにするので、ちゃんとした駐車場に入れる。
綺麗なトイレ棟を備えた駐車場は、朝8時で既に満車に近い状況で。
県外車が目立ち、観光の方が多いように見受けられる。
幸い青空に恵まれて観光日和。
石段を上がって、めがね橋から周辺を見渡す。
見慣れた景色なので特に感慨もないが、紅葉は見頃のようだ。
はらっぱは、橋そっちのけで花ばかり探している (^^;
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▲ 歴史的価値の高い碓氷第三橋梁 めがね橋 |
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▲ 6号トンネル入口 |
▲ 下に旧国道が並行して走っている |
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▲ クネクネ旧国道R18 |
▲ 信越本線新線(平成9年廃線)の碓氷川橋梁 |
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めがね橋から下りて、碓氷川を遡る。
ここから先は初めて歩く道で興味津々、クマ出没警告板に戦々恐々
熊鈴を付けて、碓氷川右岸の舗装路を行く。
信越本線碓氷川橋梁を見上げながら、冬枯れて錆色の林を行く。
他に連れはいない。
【 廃線ウォーク:信越本線104年間の歴史 】
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▲ 碓氷川橋梁 |
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▲ シロノセンダングサ |
▲ コセンダングサ |
▲ ハキダメギク |
▲ イヌタデ |
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▲ シラネニンジン |
▲ ウツギ |
▲ アメリカイヌホウズキ |
▲ コクサギ |
▲ こっちですよ〜 |
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「登山道」 の案内板で舗装路を左に分けて、沢に下りた。
渡渉から始まる登山道は、何気にワクワクするよね。
最近雨がなかったので、特に問題のない渡渉だったけど。
復路で通過する時には、女性二人が渡れずにウロウロしていた
フェミニストおいちゃんの出番 丁寧に足の置き場を誘導して ...
最後には、手を差し伸べてニコニコしてた (^^;
はらっぱなんか、いつも放ったらかしにするくせに
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▲ はらっぱの渡渉は思い切りが良い |
▲ 渡り終えれば紅葉の始まり |
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▲ 裏妙義の丁須ノ頭が見えた |
▲ 見やすい標識(ここが巡幸道出合 標高707ポイント) |
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▲ シロヨメナ |
▲ダイコンソウ |
▲ オニドコロ |
▲ ムラサキシキブ |
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碓氷川渡渉のあと、ジグを切って100m弱のプチ急登を頑張る。
今回は、急登らしい急登はないけど。
登り切った所が標準点707ポイントで、明治天皇道の出合である。
目視範囲は崩壊していたので、帰りに気が向いたら偵察する (^^
お日様の光を受けて、紅葉が輝きカラフルになってきた。
余りけばけばしくない淡い紅葉木に囲まれて、気持ちの良い歩きだ。
急いで歩きたくないよね。
たまに、急いで行く人に追い越される。
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▲ 見応えのある紅葉だ |
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▲ 紅葉ボケの時間が多くなり |
▲ あっちもこっちも周り中美しい |
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▲ 幅5mほどの緩やかな道を、短期間で造成したマンパワーは凄い |
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▲ 明治天皇閣下ご一行様は、紅葉には早かったかもね |
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▲ 紅いもみぢも本気出してるし |
▲ 岩を飾る紅葉もみごと |
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▲ リングワンダリングちっく |
▲ 紅黄もみぢ仲良く並べて |
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谷筋から尾根、尾根から谷へトラバース気味に歩いていると。
景色も変わらないし、同じ所をグルグル廻っているような気がしてきた。
幅広のほぼ平坦な道で、素晴らしい紅葉景色も余り変わらない。
若干飽きるよね (^^;
おっ! 遠くにめがね橋が見える。
ほんとだにゃん。
こういった気分転換が必要なくらい紅葉の道が続く
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▲ めがね橋だ |
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若干泥濘った道の先に、滝が出てきたよ。
ほんとだニャン。
伏流水が流れ落ちているので、滝のイメージからは程遠い (^^;
ちょっとした変化を楽しみながら、振り返って紅葉の移り変わりも楽しもう。
余り変わらないけど、いろいろな色がキレイ。
もみぢやメグスリノキのショッキングレッドが増えて、カラフルワールド
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▲ 滝だ〜 |
▲ 伏流水がジョボジョボ |
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▲ もみぢさん |
▲ ずっとこんな道が続く |
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▲ ムラサキシキブ |
▲ メグスリノキ |
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▲ ノササゲ |
▲ テツカエデ |
▲ メグスリノキ |
▲ クサギ |
▲ ゴマナ |
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最後のひと登りをして、谷側が杉の植林帯になると旧中山道は近い。
道を塞ぐ倒木に腰掛けて、ドリンク休憩。
落ち葉で道形がハッキリせず、下りて来た単独さん二人♂♀が道を失う。
スミマセン (^^; 私たち道を塞いで座ってました
ほどなく旧中山道(稜線)に合流。
合流ポイントは木々も疎らで、思ったより明るい感じのところだった。
栗が原に進んで、ランチ休憩とする。
私たちの背後を、時々人が通り過ぎる。
旧中山道を歩く人が意外に多いことを知り、人気のコースだと認識する。
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▲ 旧中山道との出合 |
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▲ こんな気持ちの良い場所だった |
▲ 栗が原 |
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明治天皇は碓氷湖から巡幸道を辿って来て、ここから旧中山道へ。
800人近いお供を従えて、さぞかし壮観だったに違いない。
想像を絶する集団トレッキングだよね。
立木に寄り掛かって、紅葉景色を眺めつつ呑気印の二人。
一昨年から温めていた紅葉の巡幸道。
楽しかった。
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▲ お気楽ランチの背後を通る人たちが意外に多かった |
▲ デザート |
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▲ 帰りまっしゅ |
▲ 坂本宿かな |
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▲ 一時陰った雲もいなくなった |
▲ 大岩と紅葉 |
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▲ 障害物はないし緩やかだし ... こんな楽な下りはない |
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▲ 例のショボ滝に差し掛かる |
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▲ ほぼ無風なのに常に落ち葉が舞っていた |
▲ 光を浴びて活き活きと、でも晩秋 |
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明治天皇巡幸道も、この写真のポイントでお別れです。
入口は崩落しているが、どんな道なのかやっぱり見てみたいおいちゃん。
はらっぱは留守番係 (^^ 気が済むところまで行ってらっしゃい。
分岐の入口は斜面崩落していたが、慎重に渡ると広い道になっていた。
今まで飽きるほど歩いて来たのと、同じくらいの規模です。
しばらく進むと下りになって、しかも崩れているようなので撤収。
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▲ 綺麗で安心安全な極楽トレッキング |
▲ めがね橋と明治天皇巡幸道の分岐 |
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▲ 巡幸道の面影を残す立派な道 |
▲ 下ってカーブを切る先で崩落しているようだった |
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▲ 渡渉前で紅葉の見納めをして |
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▲ めがね橋にもさようなら、またいつか |
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▲ 駐車場へ |
▲ 昼下がりの碓氷路 |
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帰る途中に、紅葉の名所碓氷湖に寄ってみる。
混雑覚悟の駐車場は満車だったが、観光客は駐車場周辺でたむろしていて、周回道に人影は少なかった。
紅葉シーズンは終ったのだろう。
夢のせ橋まで軽くピストンして、家路についた。
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▲ 坂本ダム |
▲ 周回道を少し歩く |
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▲ もみぢの綺麗なところ |
▲ グラデーション |
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▲ 独占夢舞台 |
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▲ ヤマツツジ |
▲ アオノツヅラフジ |
▲ キツネノマゴ |
▲ ヒメジョオン |
▲ ダンコウバイ |
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