2025.07.13~14 (日月)   K2Couple No.0861

尾瀬ヶ原
おぜがはら(群馬県・福島県)
1,400m
TUWV卒業30周年OBG山行 第23弾
尾瀬ヶ原再び、20年ぶりの試練

1日目 2日目
コース最大標高差 : 190
コース累積標高差(+) : 285
コース累積標高差(-) : 285
コース距離 : 6 km 4.7 km
行動時間 : 2'40" 3'25"
* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です 至仏山に掛かった double rainbow 7/14 am 5:12

  9:00 = 9:25 高崎駅 9:40 = 高崎IC/関越道/沼田IC = 10:40 道の駅「尾瀬かたしな」 【L】 11:20 =

 11:30 戸倉第一駐車場 11:45 《乗合タクシー》 12:10 鳩待峠

 鳩待峠 12:20 ... 13:40 山の鼻至仏山荘 13:50 ... 植物研究見本園 ... 14:20 至仏山荘 14:40 ... 上田代散策 ... 15:30 至仏山荘 【泊】

 至仏山荘 7:00 ... 植物研究見本園散策 ... 8:45 至仏山荘 9:00 ... 10:40 鳩待峠

 鳩待峠 10:55 《乗合タクシー》 11:15 戸倉第一駐車場、尾瀬ぶらり館 「戸倉の湯」、関越交通尾瀬戸倉案内所 【L】 12:55 =

 沼田IC/関越道/高崎IC = 14:15 高崎駅 14:20 = 14:45

  
尾瀬ヶ原の場所   . 

山の鼻 至仏山荘 (¥13,000)

【参加者】 8期 9人 小笠原、守護、根岸、前田、三日月、三原、美恵子、幸英、あた
9期 6人 石野、健一、千代子、原田、勢、英子


 TUWVOBG会の新年会で8期9期合同のOBG定例山行は、2005年の第7回
【REPO】 以来20年ぶりの尾瀬に決まった。
 幹事様のご苦労があって、いよいよ15名で挙行する運びになった。
 当然のことながら、皆んな齢80目前なので、ゆるゆる行こう。

 仙台組と東京組、高崎組、宇都宮組の5台が、日本ロマンチック街道R120沿いの道の駅 「尾瀬かたしな」 に集結する。
 単独の仙台組は、既に一日前から集合してたらしい
 道の駅でそれぞれに昼食を済ませて、戸倉の第一駐車場に移動する。

 山越えの宇都宮組が若干間に合わず、戸倉第一駐車場に直行してもらうことにした。
 首尾良く駐車場で全員顔を合わせて、出足は順調。

台風5号や低気圧の動向に気をもんでの集合だったが。
きょうは素晴らしい天気に恵まれた。
青空が広がっている。
幹事の人徳か (^^
明日も頼むぜ。

駐車場から鳩待峠までは、およそ600mの登り
2台の乗合タクシーに分乗する。

 集合場所 道の駅 「尾瀬かたしな」 で昼食
 戸倉第一駐車場( 出典:登山口ナビ )        ▲ 管理棟( 出典:登山口ナビ )

鳩待峠の送迎エリアから少し歩けば、懐かしい鳩待峠にとうちゃこ。
休憩所は昔のままです。

星野リゾートの開発により、LUCY尾瀬鳩待なる施設が異彩を放つ。
9月1日にオープン予定で、準備も最終段階か。
昔ながらの登山者にとって、居心地はどんなもんだろうか。
時代の流れを感じる。

さて山の鼻までは190mの下りなので、歳を重ねても楽チン行程です (^^

 11年ぶり 懐かしい鳩待峠
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 さて、山の鼻に下ります           至仏山の稜線が垣間見える
 20分歩いたところで後続を待つ       そして川上川渡渉点でもペース調整休憩
 何気に全員揃って山の鼻着        至仏山荘でチェックインも後回しで
カラフトダイコンソウ ショウキラン ヤグルマソウ 種になったエンレイソウ
ウワバミソウ(ミズ) ヤマオダマキ ミヤマタムラソウ ギンリョウソウ
オオレイジンソウ ヒオウギアヤメ ノアザミ
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小屋に着いてもチェックインそっちのけで、ワイワイガヤガヤ。
まとまりが良いような悪いような、気の置けない昔の仲間たち。

小屋前のベンチで寛ぎ、暇に任せて植物研究見本園に出掛ける。
明日は雨予報なので、きょうの内に歩けるところは歩こうという魂胆です。

先ずは研究見本園、そのあと時間があれば上田代方面に出掛ける。
尾瀬ヶ原の端っこを少しだけでも歩いて、尾瀬を肌で感じようということ。

明日は天気次第だけど、せめて牛首分岐までピストンの予定で。

 植物研究見本園
                           ▲ 終盤のワタスゲ群落が迎えてくれる
                            ▲ 至仏山と風に揺れるワタスゲ
 咲き始めたニッコウキスゲ          拠水林の前にもワタスゲが広がる
 トキソウ           ▲ 池塘に浮かぶヒツジグサ
                          ▲ 燧ヶ岳とコバイケイソウやニッコウキスゲ
カラマツソウ キンコウカ トキソウ サワラン
ヒオウギアヤメ カキツバタ ミズチドリ オトギリソウ
終盤のワタスゲ ハナニガナ ナツトウダイ(実) コバイケイソウ

 植物研究見本園のショートルートを廻って、小屋に戻る。
 最終チェックインは4時までと言うので、尾瀬ヶ原に行ってみよう。
 全員が足並みを揃えて、心ワクワク。 

 行けども行けども湿原チックな風景にならず。
 雑草みたいな中にトキソウが咲いてるだけで、ちょっとガックシ。
 あとは明日歩こうということで撤収。

 小屋のベンチに戻って、原田ビールで速攻乾杯です

ユキザサ(実) 勢ちゃんの帽子にアキアカネ
                   ▲ 上田代方面に行ってみると、スッキリ燧ヶ岳を眺めて満足
 冷えたビールと冷たいトマトが美味しかった               ▲ 夕食風景                     定番の料理
                            ▲ 夕食後に山荘のベンチで団らん
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  予期せぬ天体ショーの出現 ( 尾瀬至仏山の奇跡 )


       虹は幸運の象徴、特にダブルレインボーは願い事が叶う前兆、祝福のサイン、人生の好転などの良い出来事を暗示すると言われています。
       美しい七色のアーチは、天からの祝福やメッセージを運ぶと信じられています。
       虹を見ると心がときめくと同時に心が洗われ、精神的な癒しを覚えて何気に幸せな気持ちになるのは、少年少女だけではないでしょう。
       過去の記憶を遡っても、この虹ほどパーフェクトで美しい虹を見たことがありません。


                                  ▲ 至仏山の上空に虹が掛かった         photo by Mikaduki 14 July am 5:12
 翌朝の頭上には ちっちゃな青空 am 6:50    ▲ 竜宮小屋どころか牛首分岐まで行く気を喪失


 昨夜は満天の星に酔いしれたという話を聞かされたが、久し振りの深酒で早く寝てしまったので果たせず。
 尾瀬ヶ原の夕暮れと朝焼けは楽しみにしていたのに、すっかり忘れてしまったのは残念だった。

 後日、三日月さんから送られてきた虹の画像を見て猛省

 昨日偵察した感じでは、この時期は花も余り期待できそうもないので、改めて行く気を見せる人はなく
 唯一人、健脚を誇る三日月さんだけが竜宮ピストンに出ることになった。
 他のメンバーは植物研究見本園を歩き尽くして、尾瀬の自然と触れ合ってゆったり流れる時間を過ごすことにする。
 これが一番贅沢でしょよ。

 その前に。
 仙台組2名は事情があって、7時に鳩待峠に向
 けて先行する。

 固い握手を交わし、皆んなに見送られて。
 元気でな。また来年な~。ばいちゃ。
 二人の寂しそうな後ろ姿をいつまでも見送った。

 小屋前のベンチで別れの儀式を済ませ     ▲ 仙台組2名は都合で早立ち 「元気でな~」
 きょうも今のところ上天気           ▲ コバイケイソウだらけで
 清々しい湿原の朝         ▲ 歩くより優雅に休む時間が長い

今朝の燧ヶ岳は雲に隠れて残念だった。
至仏山はしっかり見えている、近いからね。
燧ヶ岳と至仏山が見えてこそ、美しく素晴らしい尾瀬ヶ原というものだ。

予報を覆して、きょうも晴れに恵まれた。
皆んな固まったり散らばったりして、尾瀬ヶ原の一端の端っこを楽しんだ。
尾瀬もいいけど、昔の山仲間はもっと良い

 燧ヶ岳は雲の中で   ▲ 山は見えなくても皆んなで歩ければそれだけでhappy
                        いつの日か、夏が来れば思い出すだろう
                            ▲ 池塘に影を落とす逆さ至仏
              ▲ 端境期でワタスゲとコバイケイソウしかないけど、ほぼ人の姿はなく旧友と歩く懐かしさ
 至仏山登山口             ▲ こんな道だったっけ
コバイケイソウ拡大 ぐちゃぐちゃのカキラン 倖せいっぱいのお嬢さん

小屋に戻ったら、既に三日月さんは竜宮ピストンを終えて帰っていた。
昨日も鳩待峠から下る前に、至仏山ピストンに挑戦した猛者だ。
竜宮小屋付近のニッコウキスゲが綺麗だったらしい。

尾瀬の余韻を引きずって、ゆるゆる鳩待峠まで登り返し。
途中で霧のような雨があったくらいで、概ね天気に恵まれた。
疲れたら休むを繰り返しながら、皆んな頑張って歩いた。
コースタイム1’30” の登りを、1’40” で歩いたのはあっぱれ

故障者もなく、今年のOBG山行も成功裏に終わって良かった (^^

 ケンチヨちゃんラストスパート
 尾瀬ぶらり館 戸倉の湯 ( 出典:TEPCO )          ▲ 関越交通 尾瀬戸倉案内所


 鳩待峠からスムーズに戸倉第一駐車場まで乗合タクシーに揺られ、駐車場前のぶらり館 「戸倉の湯」で汗を流した。
 至仏山荘で作った貰ったお弁当 ぶらり館から至近の関越交通広場の傘ベンチの下で皆んな揃って食べた。
 下山してから移動もなく、効率的に帰り支度まで漕ぎつけたのは良かった。

 ではでは皆さん また会う日までごきげんよう
 ばいちゃ。