2025.03.23 (日)   K2Couple No.0846

ハナネコ狂騒曲
はなねこきょうそうきょく(埼玉県・群馬県)
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気になっているハナネコさんを訪ねて

      風布 風のみち   妙義 さくらの里
    超マイナーなハナネコの旅は、ちょっと残念な結果に
▲ 岩陰で可愛く健気に美しく
  8:00 = R254 = 寄居折原IC/西関東連絡道/風布IC = 8:40 日本の里 風布館p
 風布館p 8:55 ... 9:45 車道出合 ... 10:00 別行動します(あた折返し)... 10:20 風布館p
 風布館p 10:25 = 10:30 はらっぱ回収 = R254 = 吉井IC/上信越道/松井田妙義IC = 11:55 妙義さくらの里p
 妙義さくらの里p 12:05 ... 12:40 ハナネコ群生地 12:50 ... 13:20 妙義さくらの里p 【L】
 妙義さくらの里p 13:55 = 14:30 富岡(二郎ちゃん家)15:10 = R254 = 16:05

  風のみちの場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)


 ハナネコノメの便りが届くようになった今日この頃。
 各地の群生地には、可愛いハナネコノメのシーズンが到来したようだ。

 決して豪華ではないけど、私たちが気に掛けているハナネコさんが居るので、その様子を見に行きたい
 ひとつは
... 寄居風布の 「風のみち」 には、絶滅しそうな小群落があり。
 もうひとつは ... 妙義の谷に小さすぎて目に留まらないゴミのようなハナネコの大群落がある。
 逆境に生きながら注目もされないあの花たちはどうしているだろうか、はてさてきょうは東へ行こうかそれとも西か


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 寄居風布 風のみち

「風のみち」は平坦歩きだが。
妙義は、群生する谷まで下りなければならない。

近年のK2Cのモットーは、楽して楽しみたいので らない。
久しぶりの連荘だし昨日はとことん歩いたから、「風のみち」に決定 (^^
目的地は近いので、超遅のスタートです。

きょうも、20℃越えの暑い日になる予報です。

 西関東連絡道の寄居風布ICを下りる
                 ▲ 風布館の駐車場は、相変わらずひっそり寂しく人の気配はない
 ロウバイ                ▲ 紅梅
 サザンカ                 ▲ 白梅
 姥宮神社にお参りして      ▲ 風のみち歩道入口からスギ花粉に突入
マスクをして入ります いきなりハックション アオキ セントウソウ
ユリワサビ ヒメカンスゲ ねむねむアズマイチゲ アオイスミレ
 澄んだ風布川のせせらぎをBGMに        ▲ 川沿いの道でもそれなりの階段はある
 石を伝って最初の渡渉               ▲ 朝の一杯
タネツケバナ ジャノヒゲ ネコノメソウ 隠し絵のようにテングチョウ
                  ▲ 未だ朝の陽射しが弱く、9時を過ぎても目覚めないアズマイチゲさん
                                ▲ 渡渉を繰り返す

風布川沿いの遊歩道でも、ところどころに小さなアップダウンはある。
それは我慢できるが、杉花粉が我慢できないおいちゃん。

どんだけハックションすれば気が済むのか
可愛そうだけど、どうにもならないよね。
それにしても、風布館からここまで誰にも会わない。
静かで申し分ないが、三毳山の喧騒がちょっと懐かしかったりして (^^;

 緩い階段道    ▲ おいちゃんの天敵、杉花粉は容赦なく降り注ぐ
 コガネネコノメソウ              ▲ コガネネコノメソウ
 ハナネコノメ咲いてた       ▲ たったの一株しか残ってなかった

途中で林道をクロスして暫く進むと、咲いてる~
可愛いハナネコさん

待てよ
一株しか見当たらいけど、皆んな何処行っちゃったのだろう
辺りを探しても見事に一株しかなく、8コの花を咲かせているだけ。
それでも、全員が赤い葯を付けて健気な姿。
来年は、もう絶滅しているかもしれないな。

この先も期待できないので戻ることにしたが、ここで別行動決定。
なるべく早くここは諦めて、後半戦は妙義山に掛けることにした。

念のためはらっぱは先に進んで確認し、おいちゃんは風布館に戻る。
おいちゃんに拾ってもらう地点まで行ったが、新たな発見は何もなかった。
結局コース中、誰一人会わなかったし。

東屋の所でおいちゃんと合流して、妙義に向かう。
時間節約のため、吉井ICから上信越道に乗った。

 独り寂しく風布川を渡り、また階段かあ

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 妙義さくらの里に転戦

毎年この時期に来ている妙義の「さくらの里」
もみじラインを走って金洞山を正面にすると、間もなく到着する。

さくらの里も無人。
この時期、人の多いところは過密気味で。
人のいないところは全くいない。

広い駐車場も綺麗なトイレも全て貸し切りで、ご自由にどうぞ状態。
背後の金鶏山筆頭岩の三角錐がかっこいいね。

 金洞山
 さくらの里駐車場と筆頭岩     ▲ 駐車場の割れ目にコスミレ、踏まれちゃいそう
 ラッパスイセン          ▲ 広い駐車場に綺麗なトイレ棟

 駐車場内でブラブラして、ハナネコの谷に下る。
 もみじラインは、ツーリングバイクが行き交う。

 一本杉までショートカットして。
 金鶏山筆頭岩へのクライマールートを行く。
 午後になって風が出てきた。
 谷筋に下りれば影響はないだろう。
 

 さくらの里をベースにハナネコ探しの旅に出る            ▲ クライマールートを辿り
 ダンコウバイ           ▲ ダンコウバイと武尊大権現
 一本杉から大人場に下る              ▲ ハナネコの谷
                             ▲ 岩間にひっそり窮屈そうに咲く


 100m程下って行くと、ハナネコの葉っぱが出てきた。
 水辺で生き生きと育つハナネコさんが、何故この乾燥した場所に昔から群生しているのか不思議である。
 今年は極端に雨が少なかったし、大した雪も期待できない場所なので、土壌はカラカラに乾燥していた。
 そんな環境下にあって、逞しくも健気に生きるハナネコが愛おしい
 花に興味のない方は、全く気付かずに通り過ぎるだろう。

 よく探してみると、花をつけた株をはらっぱが見つけた。
 目を皿にして更に探すと、5円玉の穴よりちょっと大きいくらいな花があちこちに咲いている。
 暫くハナネコさんに付き合った。

 開花は例年よりだいぶ遅れているようだ。
 一生懸命咲いている姿を目に焼き付けて、咲き揃うことを願いつつ撤収した。


 階段を避けてルート外を登る              ▲ 落ち葉を踏んで
 金鶏山 筆頭岩              ▲ 西上州 鹿岳
 さくらの里:個人的に開花宣言します             ▲ コスミレさん さようなら