2025.05.24 (土)   K2Couple No.0855

浅間高原 しゃくなげ園
あさまこうげん しゃくなげえん(群馬県)
最高到達点
1,970m
ガスのち小雨の浅間北麓

コース最大標高差 : 440
コース累積標高差(+) : 455
コース累積標高差(-) : 455
コース沿面距離 : 4.8 km
行動時間 : 4’25”

* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です

 尾根山頂に登り始めると、ぴちぴちシャクナゲ登場

  6:05 = 二度上峠 = 北軽 = 8:10 浅間高原しゃくなげ園p【BF】

 しゃくなげ園p 8:25 ... 9:10 かもしかコース西登山口 ... 9:40 R 9:50 ... 10:35 尾根山頂 10:45 ... 11:20 降雨撤収 ...
 11:45 尾根山頂 ... 12:25 西登山口 12:30 ... 12:50 しゃくなげ園p 【L】
 浅間高原しゃくなげ園p 13:15 = 北軽 = 二度上峠 = 14:25 道の駅くらぶち小栗の里 14:40 = 15:45


山の花が咲き始める時期なので、何処に行こうか行先定まらず
赤城山も気になるし、浅間エリアにも行きたいし、野反湖も頭をよぎる。
最終的に「はらっぱの二択」から、浅間北麓のしゃくなげ園に決定

今回は9年ぶり3度目の訪問で。 【REPO1】 【REPO2】
最高到達点は徐々に先細る (^^;

しゃくなげ園のイベントは、先週の日曜日5/18に終了している。
と言うことは、シャクナゲ園内の花は終ったことを意味する。
きょうは青空が見込めないので、静かな散策の一日にしよう (^^

天気予報は曇りのち雨
真夏日の昨日から一転、家を出るときの気温は15℃で過ごしやすい。

倉渕経由で二度上峠を越え、北軽井沢に入る最短コース。
このルートは久しぶりで懐かしい。


この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである
(経緯度線は20秒間隔)
        ▲ かもしかコース西登山口に下山してセルフショット
                     嬬恋村しゃくなげ園の場所

 二度上峠で猿の母子に遭遇    ▲ 嬬恋のキャベツ畑では苗の植え付け作業中です


 二度上峠では、♂らしきサルが車の直前を横切ってビックリ
 スピードを落とすと、路肩に待機している母サルが子供を抱いてじっと動かず、人間と同じでお母さんは偉いなぁ

 そして山帰り時には、物乞いっぽく子狐が路上に立ち止まってじっとこっちを見つめている。
 そろそろと脇を通り過ぎたら車の後を追って来たので、可哀そうになったが野生動物に情けは無用かな。

嬬恋パノラマラインを走り、いつもは見せてもらえる高原風景もガスガスで。
ナビ通りに別荘地を抜けてしゃくなげ園に着いた。

先着は2台、いずれも群馬Np車だった。

車中朝食を摂って、外気温は4℃と真冬並みの冷え込みだった。
おいちゃんは、寒さ対策の長袖フリース。
はらっぱは、雨対策のカッパを羽織ってスタート。

私たちの他に人の姿は皆無で、嬉しいような寂しいような。
カッコウやウグイスの声だけが、浅間高原に冴え渡る。

 しゃくなげ園の駐車場には先客群馬No2台
 車中BF後、準備中のはらっぱ  覚える気がないのに、入口の園内レイアウトを見るおいちゃん
 ヤクシマシャクナゲは未だ殆んど咲いていない                ▲ 〇〇ツツジ
 遠目には豪華ながら             ▲ 痛々しく寂しい気分
 私たちよりずっと若い       ▲ 終りかけのシャクナゲしか撮るものがないし
 萎れてもシャクナゲ             レンゲツツジは未だ蕾で
シャクナゲ ミヤマキリシマ なんじゃらほい ヤクシマシャクナゲ
レンゲツツジ咲いた タチツボスミレ 俗にモンローリップ 咲きます
 きょうは名ばかりの展望台             ▲ ガスに沈むシャクナゲ
 山の花はないし私もシャクナゲもぼろぼろ         ▲ 霞んでいるから一見豪勢に見える
 ハイキングコース分岐 1620m      ▲ ゴミ箱のようになってた休憩所(避難壕)
 準備不足は否めない        ▲ 最上部では花にハリが出てきたような
                         ▲ 避難壕の上から見下ろすシャクナゲ園
 でかっ             ▲ 見上げて撮る

相変わらず森の中から届く、清々しいカッコウやウグイスの声。
しかしながら、姿は見せず。
頑張って標高を上げるにつれ、シャクナゲも綺麗になってきた
カラマツ林に密生するシャクナゲ帯、自然に生えたシャクナゲだらけ。

ただ足元の笹が以前よりはびこり、掻き分けて歩くようになる。
こんなことしに来たんじゃないけどね。

 綺麗なシャクナゲに気を良くしていると...          ▲ 笹をかき分けて登ることに
 昔から比べると笹エリアの標高が上っている       ▲ ところ構わず咲いているアズマシャクナゲ
マツボックリ オオカメノキ残花 つぼみ 押認 咲きたて
優しい色です コイワカガミ ミネズオウ 倒れたままの尾根山頂標識
                          ▲ 健気に浅間北麓に生きるコイワカガミ

登山口からずっと続いているものは ...
美しいシャクナゲと腰まである笹の道。
そして、ガスに捲かれる幻想的なカラマツ林。

無かったものは ...
五月らしい青空と野の花山の花。
そして、落ち着ける休憩地。

記憶にある大きな松の木の前で、ドリンク休憩をする。
笹の隙間を突いて、ぼちぼち僅かな花との出会いが始まる (^^

 大きな松は健在、笹もその勢力拡大
 終盤を迎えるオオカメノキ               ▲ コイワカガミ
シラタマノキ コケモモ コイワカガミ
ガンコウラン マイヅルソウ 尾根山頂のコマクサ


 尾根山頂手前でコイワカガミの写真を撮っていたら、現役バリバリ風な2人連れ♂♂が下山して来た。
 鋸岳までのピストンで、ガスは掛かってなかったことや花の情報を教えてもらった。

 尾根山頂に上がると コマクサはもちろん咲いてなかったけど、その葉っぱが未だ全然小さいのよ
 それなりの群生地なので株数は多そうだけど、開花時期が遅れているのか例年通りなのか、良くわかりませんけど。
 標識や保護ロープは倒れて無法地帯のような荒れようで、これは積雪量が多かったので管理が追い付かないのだろう。
 嬬恋村観光協会様、大変でしょうがよろしく頼みますよ。

 
 

 尾根山頂に着いたけど      ▲ 雪解け直後で荒れ放題(下山時の一枚)

尾根山頂にはらっぱをデポして、行けるところまで行ってみる。
第一外輪山稜線を確認できる、森林限界まで登る意気込み

コイワカガミの葉っぱが、びっしり生えているルートです。
尾根山頂まではジグを切っての登りだったが、この先は直登が続く。
汗が吹き出し半袖になる

鬱蒼とした樹林帯から抜けかかっている。
北の展望に優れた砂礫地に出ると、ミネズオウの群生地だ。
展望はないが、足元には可愛いツガザクラの花も咲いていた。
はらっぱがいたら喜んだろう。
残念だが、写真を撮ってお土産にしよう。

林床が明るくなったような気がするが、完全に樹林帯から抜けきれない。
はらっぱを待たせて申し訳ないが、もう少し登らないといけない。

 コイワカガミの道が続く
 コメバツガザクラが咲いてた      ▲ コメバツガザクラ             ミネズオウ
                  ▲ ミネズオウ群生地は北の展望に優れた場所(きょうは不発だけど)


 森林限界を超えた。
 ガスの上に浅間外輪稜線の一部が見えたが、鋸岳がちゃんと見えるところまでもう少し頑張ろう。
 カモシカさん に会えないかなぁ (^^

 砂礫の斜面をズルズル崩しながら登っていると、風が騒いでポツリポツリと雨が落ちて来た。
 傘をさすほどではないが、はらっぱのことが頭をよぎる。
 食料は背負って来ちゃったし、あれから30分以上待たせているのでちょっと心配になった。
 一人きりで不安な時間を過ごしているだろうから、速攻引き返すことにする。


                            ▲ 撤収地点から浅間第一外輪山

砂礫斜面の登りはきつかったが下りは楽チン
樹林帯に潜って下っていると、心配して登って来たはらっぱに遭遇 ホッ

ごめんごめん、お弁当持って来ちゃった。
心細いし食料もなく、ただ待ってるのも心配なので追っかけて来たらしい。
はらっぱをエスコートして、尾根山頂まで戻った。
雨の中で落ち着く場所も見つからないので、ランチはおあずけだね (^^;

 雨が降ってきたので、もう少し登って撤収する        ▲ 迎えに来たはらっぱと一緒に下山
 尾根山頂はスル~、直下は花道            ▲ 露払い役はおいちゃん

尾根山頂はスル~。
雨のため、笹の露払い役はおいちゃんが買って出る。
結果は
... 二人とも腰から下がズブ濡れになってしまった。
成り行き上、オーバーズボンを履きそびれたので (^^;

休憩所(避難壕)内部は荒れていたので、とにかく車に戻ることにした。
しゃくなげ園内は余所見もせずにスル~。
二人ともペコペコちゃんで、おいちゃんのお腹の虫が騒いでた

 カラマツが幻想的で素晴らしかった           ▲ 2025 しゃくなげ園見納め


 駐車場に戻ってズボンを履き替えたあとランチをしていると、2人組♂♂が傘をさして帰って来た。
 登りで会った2人は群馬Noの1台目で、群馬No2台目の2人は伊勢崎からのお客さんだった (^^
 やっぱり鋸岳ピストンして、曇りながら展望は得られたと喜んでいた。
 本日の山でお会いしたのは、2台×2人だけだった。 しばらく山談義ののち、お先に失礼しますね

                      ▲ 迷路チックな帰り道、別荘地内で迷走した