2025.06.02 (月)   K2Couple No.0856 .

長七郎山
ちょうしちろうやま(群馬県)
1,579m
ツツジの小沼周辺は2年ぶり

コース最大標高差 : 110
コース累積標高差(+) : 250
コース累積標高差(-) : 250
コース沿面距離 : 4.9 km
行動時間 : 5’10”

* 距離と累積標高差は YAMAP data です

 小沼で語らう二人の女性
  6:15 = 前橋 = さくらの広場 = 7:30 小沼p
 小沼p 7:40 ... 8:30 朝香嶺 ... 9:05 小沼水門 ... 9:35 賽の河原 9:50 ... 10:10 長七郎山 【L1】 10:45 ...
 11:20 小沼平(鳥居峠分岐)... 11:30 小沼 11:40 ... 12:05 小沼畔 【L2】 12:15 ... 12:30 小沼水門 ... 12:50 小沼p
 小沼p12:55 = 13:10 見晴山 13:50 = 前橋 = 15:10

      長七郎山の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)


                           ▲ 前橋郊外の田園地帯から榛名山

最近は週末に天気が崩れるサイクルに入っているようで。
昨日曜は別宅の庭仕事に精を出し、足腰の筋肉がパンパンのおいちゃん。
きょうは仕事を休んで小沼のツツジを見に行くことにした (^^

ツツジの季節に小沼まで上がるのは、ほぼ2年ぶりです。
通勤ラッシュを避けて早朝の出発にしたので、順調に小沼に着いた。
ガスは出ているが天気はまずまず (^^

さくらの広場を確認しに寄るも、特に見るものもないのでスル~
見晴山のツツジが綺麗だったので、帰りに寄りましょう。

 大鳥居
▲ 見晴山のツツジが綺麗なので、帰りに寄らなくっちゃね         ▲ 子供の遊び場、赤城山スキー場

7時半に小沼駐車場着。
平日なのに車が多いのは、天候回復のせいだろう。
小沼に来てから、何処をどう歩くか改めて調整会議に臨む
あわよくば目的の花を見つけたい人がいるので、ややこしい。
朝香嶺経由で水門に下りることにして、長七郎山を越えて小沼周遊する。

朝香嶺は昔登ったことがあるが、その先は薮漕ぎになるかも。
笹の緩斜面だから問題ないだろうけど。

 駐車場から小沼を見下ろして
 ズミが花盛り           ▲ 歩きながらコースを思案中
▲ とりあえず反時計廻りでスタートしたけど ▲ 朝香嶺に寄って行くことになり、軽井沢峠方面に方向転換
ニョイスミレ サクラスミレ ツクバキンモンソウ ミツバツチグリ
ズミだらけ フデリンドウ タチツボスミレ
                           ▲ 朝香峠付近もツツジが綺麗で


 朝香峠の表示があり、笹がはみ出す中でも踏み跡はしっかりしているから利用する人がいるのだろう。
 何処と言うことなくツツジが良いアクセントになり、楽しく歩けるね。
 ミツバツツジとヤマツツジの道。
 赤城はツツジの山

 殆んど笹ルートなので、足元の花なんか咲いてっこないよね。
 裸地帯はまったくなく、知らぬ間に朝香嶺の表示も気が付かず、確かな踏み跡が笹を分けている。
 赤に混ざってシロヤシオが出て来た

▲ 笹の中の踏み跡を辿って朝香嶺へ           ▲ ミツバツツジが満開だった

いつの間にか方向も南から東に転じて、下り基調になった。
相変わらず踏み跡は明瞭に続いている。

おいちゃんは花を探して、小沼に源を発する粕川源流に下って行った。
はらっぱは踏み跡を忠実に辿って、天龍弁財天鳥居にとうちゃこ。

なかなか帰って来ないので、ホイッスルを鳴らすも返答なく。
お~いコールを掛けたら気付いたらしく、コールが返って来た 合流 (^^

 清楚なシロヤシオにうっとり         ▲ 下山もちゃんとしたトレースあり
 ヤマツツジはそこかしこに咲いているけど      ▲ 笹に覆われて目当ての花は見つからない
 天龍弁財天鳥居とミツバツツジ             ▲ 黑檜山くっきり
 対岸のツツジ         ▲ 何故かシロヤシオが心に沁みる

おいちゃんと合流して、水門からおとぎの森方面に歩く。
ツツジを観賞しながらのゆるゆる歩きなので、なかなか前に進まない。

水門から長七郎山登山口の間も、例年ツツジの多いルートなのだ。
カメラを構える人の姿も多く見られる。
我が隊のようなバカチョンコンデジ隊は余り居ない (^^;

おとぎの森分岐で、長七郎山に登ることに決する。
直進しておとぎの森周回は平坦ではあるが、距離が長いから却下

 賑やかな団体さんが行く
▲ ヤマツツジは豪華だけど      ▲ 余り好きではないイワイワの登りが待っている

 土の掘れた道は歩きやすいけど、段差が (^^;
 イワイワの道に入る前に、プチ休憩するよ

 こちらを下りに使うのは、はらっぱ殺しで
 急がず慌てず、ゆっくり登り専用。
 足元に花を見つければ、時間フリーな訳で。

 道端でドリンク休憩         ▲ はらっぱ殺しの岩ゴロの登山道

頑張って登れば賽の河原の広場に着き。
周辺はツツジの展示場みたいで、ツツジ観賞の人たちがウロウロしていた。
薮を掻き分けて入る人も多いようで、踏み跡多数。

賽の河原と言うだけあって、展望にも恵まれている。
基本的には晴れているのに、雲やガスが邪魔をして遠望はない
地蔵岳に掛かっていたガスが流れて、綺麗に姿を現した。

荒山方面は榛名山が何とか見えるけれど。
浅間山は、max目を細めれば見える程度の頼りなさ哉。

 賽の河原付近はツツジの回廊
ヤマツツジ 蕾もいっぱい フモトスミレ アカヤシオ色のミツバツツジ
ミヤマザクラ ヤシャブシ フイリフモトスミレ
シロヤシオ アカフタチツボスミレ フデリンドウも多い
                     ▲ 賽の河原( 荒山の右に、榛名山と浅間山かすかに )
▲ ガスが切れた地蔵岳       ▲ ゆるゆると山頂へ最後の登りを頑張る
 平日なのに長七郎山頂は人多し              ▲ いきなりガスが
 ガスの中でランチタイム   ▲ 山頂から茶ノ木畑峠に下る立派な踏み跡ができてた

長七郎山を去るにあたって、おう比古神社鳥居を確認しに行くと ...
下からトレースが上がって来ていた。
ちょっと下って確認すると、間違いなく茶ノ木畑峠へのルートに違いない。

思い起こせば15年前に、赤城オフ会で笹薮を漕いだルートだ。 【REPO】
長七郎山を南面から直登する懐かしいルート。
山頂に抜けるポイントは、あの時より東に10m程ずれている。

 白樺が美しいゆったり稜線          ▲ ずっとこんな道なら楽しいよね
サクラスミレ ミツバツチグリカルテット メギ アオテンナンショウ
                   ▲ 小沼平から大沼方面( 五輪尾根の上に上越国境の山 )
 谷川岳本峰                ▲ 朝日岳

小地蔵は当然のようにカットして、鳥居峠分岐の小沼平で眺望する。
大沼の先、五輪尾根の上に残雪の山が望まれる。
上越国境の谷川岳から巻機山に伸びる稜線が懐かしい。

一旦駐車場に戻ってから、改めて小沼を時計廻りしようと思っていた。
ふと小沼を見下ろしたそのポイントに、小沼に下る踏み跡を見つけた。
願ってもないショートカットです。

とりあえず下ってみよう。

 微かな踏み跡を下った
                        ▲ 小沼平から小沼へのショートカットは笹の中

笹に消えそうな踏み跡を外さないように、慎重に下る。
そのルートはツツジ満載の道だった。
素晴らしい。

距離的には僅かなので、足元に気を付けて慎重に下ってもすぐだった。
眩しいくらいの小沼砂浜に着地した。
結果的に大した距離ではないのに、ショートカットをしたがるおいちゃん。
若かりし頃TUWVで培ったヤブ漕ぎ根性が、ときどき蘇るのだ (^^

 小沼の砂浜は開放的
 湖畔のズミ咲き始め           ▲ 小沼を周回して帰りましょう
 お気に入りのシロヤシオ三昧          ▲ ちょっと気取ってみました
                      ▲ シロヤシオ(ゴヨウツツジ)の花言葉は 愛の喜び
                  ▲ 小沼岸を飾るシロヤシオとトウゴクミツバツツジのコントラストが良い
 シロヤシオ越しの地蔵岳         ▲ ミツバツツジの花言葉は「節度」
     その心は、厳しい環境でも控え目に美しく咲くから
 ごちゃ混ぜに咲いてる         ▲ こちらは種になったヒメイチゲさん

水門までの小沼東岸は、ツツジが綺麗だった。
ヤマツツジやミツバツツジを従えて、やっぱり主役はシロヤシオ。
惚れ惚れするくらい綺麗で、もう帰りたくない (^^

小沼の水位は下がっていたので、南岸の淵に腰掛けて水辺ランチする。
黑檜山もガスに隠れ始めているよ。
家を出た時は13℃だったけど、正午でも小沼を渡る風が気持ち良い。

 ポーズを要求されても、最早そんな歳ではないし         ▲ 黑檜山にもガスが掛かってきた
 オフ会のとき 小沼西岸はシロヤシオが素晴らしかったなぁ             ▲ 真紅のヤマツツジ
 鮮烈な色彩を放つトウゴクミツバツツジ            ▲ 無事に駐車場に戻った


 小沼駐車場は朝の余裕が嘘のように、溢れて路肩駐車が目立つ。

 さて、朝と同じように大洞駐車場で小用を足して 、予定通り見晴山で遊んでから帰ろう。

見晴山展望台下のバス停      ▲ 高い木がなくツツジばかりなので開放的な山
 レンゲツツジとヤマツツジが混生しているんだ               ▲ 展望台
                             ▲ 展望台から荒山と南面道路
 ヤマツツジ          ▲ レンゲツツジは群馬の県花
 ミツバツチグリ畑           ▲ ムラサキサギゴケだらけ
 地蔵岳も見える           ▲ ここまで来たら見晴山頂へ

見晴山のピークに到達しました  余談ですが広島カープ頑張れ
『征服すべきは山の頂上ではなく自分自身だ』 by エドモンドヒラリー (^^
登山家の鏡。

山頂に着いたので、見晴山遠征隊は解散
あとは、それぞれ好きなように帰る。
楽しかった。

 見晴山頂
サナギイチゴ ミミナグサ ヤマガラシ
オオヤマフスマ ムラサキサギゴケ ナガバモミジイチゴ
テングクワガタ マイヅルソウ咲き始め レンゲツツジの季節はこれから
                   ▲ 遠征隊は地蔵岳を正面に、意気揚々と引き上げますね