2025.07.27 (日)   K2Couple No.0863 .

小桟敷山
こさじきやま(群馬県)
1,852m
アサギマダラに逢いに行って、豪雨

コース最大標高差 : 250
コース累積標高差(+) : 265
コース累積標高差(-) : 265
コース沿面距離 : 3.0 km
行動時間 : 2'55"
* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です  陽が射してアサギマダラが舞い始めたのに ...

  6:30 = 7:30 道の駅八ッ場ふるさと館 7:40 = 8:40 桟敷山登山口p

 桟敷山登山口p 9:00 ... 9:30 小桟敷山登山口 ... 9:40 せんべい平分岐 9:55 ... 10:15 桟敷山分岐 ... 10:50 小桟敷山 【L】 11:10 ...

 11:40 せんべい平分岐 ... アサギマダラの里(せんべい平)... 11:50 桟敷山分岐 ... 11:55 桟敷山登山口p

 桟敷山登山口p11:55 = 12:00 桟敷林道はらっぱ回収 = 13:25 甘酒原高原遊花里自然園 14:00 = 14:25 倉渕小栗の里 14:35 = 15:30


   小桟敷山の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)


今週の避暑地は浅間方面です。
浅間連山の主脈から、北に外れてポツンと孤独な桟敷山。
ちょっとマイナーな山だけに、訪れる人も少なく静かなエリアです。

目的地は、美しい渡り蝶アサギマダラが乱舞する 「せんべい平」 です。
せっかくだから山にも登りたいな。
何度も登った桟敷山の弟分みたいな小桟敷山にしよう。

はらっぱでも安全な、歩きやすい登山道らしいし。
桟敷山より 60m低いから、ちょっと楽だろう
... 程度の浅い考えで (^^;

 朝から猛暑の予感
              ▲ キャベツの出荷量日本一を誇る 嬬恋高原のつまごいパノラマラインから浅間の山

広域農道 「つまごいパノラマライン」 南ルート経由で桟敷山登山口p着。
上段の駐車場には先客が3台あった。
気温19℃で、アサギマダラにとっても人間にとっても最高のコンディション。
登山道や草花は昨日の雨か朝霧のせいか、びっしょり濡れている。

青空が覗いているけど曇りがちなので、直射日光も回避できそうだ。
暑さ寒さに弱いアサギマダラも、きょうは元気にしてるだろう。

アサギマダラが活発に飛翔するお昼頃を狙って、観察会にしたい (^^
先ずは、花の多い桟敷山林道から歩き始めて。
小桟敷山をピストンしたのち、せんべい平でゆるゆると楽しみましょう。

 桟敷山登山口の上段駐車場
皆んなから離れて キリンソウ キバナノヤマオダマキ ヒヨドリバナ
ノアザミ ホタルブクロ シシウド ノハナショウブ
オトギリソウ ウツボグサ ネジバナ イヌトウバナ
ハクサンフウロ アキアカネ マルバハギ カワラマツバ
イケマ と オオチャバネセセリ ヤナギラン ウスユキソウ ニガイチゴ
マツヨイグサ ヒメジョオン ヤマハハコ キンミズヒキ
イケマ全開 コウゾリナ コオニユリ フジバカマ
 カラマツソウ                ▲ ヤナギラン
 イブキジャコウソウ         ▲ 桟敷山林道には花が多いのよね
 ウスユキソウ               ▲ コウリンカ
 イタドリ        ▲ クジャクチョウだと言って騒ぐ人あり
 小桟敷山登山口      ▲ お~い、せんべい平の入口で待ってるよ~
                      ▲ 白樺林の緑が美しいせんべい平はアサキマダラの楽園

林道を離れて、小桟敷山登山口からようやく山登りモードに突入です。
緑満載の風が通り抜けていて気持ちが良い。
せんべい平の分岐に差し掛かると、アサギマダラが確認できた。

近くでは若いプロ級機材のカメラマンが連写中で、あれこれ話が弾む。
彼は、画面いっぱいに蝶が乱れ飛ぶ写真を撮りたいのだそうな (^^
そんな光景に遭遇したら、気が狂うよね。
彼を残して山に向かう。

 久し振りに浴びる蝉しぐれ哉         ▲ せんべい平(アサギマダラの里)
  ヒヨドリバナから離れないウラギンヒョウモンチョウ         ▲ 浅葱色の羽が素敵なアサギマダラ
キンミズヒキ クガイソウ ニガナ アサギマダラ
                  ▲ アサギマダラは長距離(1,000~2,000Km)を移動する渡り蝶
アサギマダラ ヒョウモンチョウ
 小桟敷山へ    ▲ 笹原が消えてシダ類が多い八ヶ岳的エリアを通過
 見えるのは湯の丸山だけ             ▲ 桟敷山との分岐ですよ             直進すると桟敷山


 小桟敷山の登りはスキー場のゲレンデを登るように、一定の傾斜を保って休みなく登るので結構足腰につらいね。
 ずっと笹の切り開き道だから足元に花はない。
 はらっぱ快調


 刈り払いは山頂までパーフェクト ♪ ありがとう           ▲ 小広い山頂にとうちゃこ


 山頂は桟敷山より全然広くて、植栽されたレンゲツツジが数株配置され、ゆったり長閑な感じが漂っていた。
 展望こそ西篭ノ登山だけの限定版だったが、周りは木陰たっぷりで我が家の庭的な雰囲気も良い。
 苔生した岩に腰掛けて、ささやかなランチ休憩にしていると、若い単独さん♂が登って来た。
 トンボのおかげで、嫌な虫は全然いないね。


                    ▲ 展望は西篭ノ登山だけに限られてるけど、気持ちの良い山頂


 西篭ノ登山にガスが捲き始め、ちょっと雲行きが怪しくなって遠雷も聞こえる。
 本日のメインイベントであるアサギマダラさんが居なくなってしまうと困るので、一目散に荷物を片付けて下山に掛かる。
 綺麗に手入れが行き届いた歩きやすい登山道なのが救いだった。


ノリウツギ 雨が降ってきた ヤシャブシ 落雷よけ

小桟敷山の登りは順調だったが、下りは薬切れで歩けなくなった
はらっぱはヨレヨレ歩きに陥り、急いで下ることは叶わず。
ずっと樹林帯なので濡れることはなかったが、葉を打つ雨音が大きくなる。

おいちゃんに先行してもらって、小桟敷山登山口まで車を廻すように頼む。
ダブルストックなので傘がさせないから、カッパを着せて別れた。

雨はどんどん激しくなったが、せっかくなのでせんべい平に廻ってみる。
はらっぱの足を考えれば、それくらいの余裕はあるだろう。

 このあとカッパを着せて別行動にする

アサギマダラたちも突然の雨で、慌てふためいているようだった。
雨に打たれても、ヒヨドリバナに必至にぶら下がっているものも。

次々に飛び立つ姿も圧巻だった。
急いで写真を撮ってはみたが、全然それらしく写ってなかった訳で
朝のお兄さんなら、高性能なカメラで上手に撮っていたかも知れない。

どさくさに紛れて、一握りのワラビなど採ったりして忙しい。
てんやわんやで駐車場に駆け下りた。
登山靴も履き替えずに、速攻はらっぱの救援に走る

 ダッシュで 「せんべい平」 まで下りて
 雨に打たれても吸密してた       ▲ 雨で一斉に飛び立つアサギマダラ
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                        ▲ はらっぱを回収して、野菜畑の桟敷山林道を走る


 桟敷山林道では未だ良かったけれど、呑気に野菜畑の写真など撮っていたら猛烈な勢いで雨。
 パノラマラインでは前が見えない程の豪雨になり、車高の高い車なので救われたが濁流溜まりに何度か突っ込んで汗
 無事に乗り切る。

 嬬恋村の街中に下ると、雨は嘘のようだった。
 今流行りの局地的豪雨ってヤツだ。
 高崎南部では全然降らないのに。

 毎回スル~していた瀬戸の滝に立ち寄る。
 余り関心はなかったが、車内整理停車のため。
 水量が多く、結構な迫力だった。

 高原野菜の道は濁流になった        ▲ 嬬恋村の瀬戸の滝60m に寄り道
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  東吾妻町 甘酒原高原 遊花里自然園 

 吾妻川を渡って大柏木川原湯トンネルを抜けると雨は降っていなかったので、甘酒原高原に行ってみる。
 遊花里自然園では休日なのに端境期だからか、受付は無人だった。
 想像してたより広い感じで、歩くのも大変だけど管理も大変だろうと思う。
 雑然とした感じに植えられている花を見て歩くうちに、ゴロゴロと雷様が鳴り始めて雨がポツポツ来た
 またかい。
 レンゲショウマの咲き始めを幾つか確認できたので、潔く退出した。
 高崎市内でも倉渕までは25℃以下で涼しかったが、果物の里見では30℃、我が町に着いたら38℃ やめてちょうだい。

 入口で協力金を投入           ▲ ゴチャゴチャ植えられていた
 ヤマユリ畑              ▲ レンゲショウマ
ヤマユリ キキョウ マツモトセンノウ ウバユリ
何だっけ オトコエシ トチバニンジン ヤブカンゾウ
 ハンゲショウ     ▲ ポツポツ雨と雷鳴に急き立てられて帰りを急ぐ