2025.08.09 (土)   K2Couple No864

地蔵岳
じぞうだけ(群馬県)
1,674m
14℃の地蔵岳肩で納涼ランチ

コース最大標高差 : 177
コース累積標高差(+) : 210
コース累積標高差(-) : 210
コース沿面距離 : 2.1 km
行動時間 : 3'05"+覚満淵
* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です  地蔵岳がアンテナ山と呼ばれる所以
  6:00 = 前橋 = 7:15 県立赤城公園ビジターセンタp 7:25 ... 朝の覚満淵散策(クマにビビッて撤退)... 8:00 赤城VC = 8:10 八丁峠PS
 八丁峠PS 8:15 ... 9:10 地蔵岳(山頂で花探し)9:35 ... 9:40 地蔵岳肩 【L】 10:30 ... 11:20 八丁峠PS
 八丁峠PS 11:20 = 11:30 県立赤城公園ビジターセンタp ... 昼の覚満淵散策 ... 12:30 赤城VC 12:40 = 前橋 = 14:00

  地蔵岳の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである(経緯度線は20秒間隔)



 久し振りに終日曇りの予報が出て明日は雨らしいので、近くの赤城山にでも行ってみることにした。
 小沼の水位が異常に低下しているということなので、この眼で状況を確かめたいという気持ちもあった。


    7/29 上毛新聞 ... 観光客もびっくり 「これほど水位が低いのは初めて」 赤城小沼の湖底が露出
    7/30 NHK TV ... 赤城山山頂近くの小沼で水位大幅低下
    8/09 讀賣新聞 ... 赤城山小沼の水位急低下 湖底ひび割れ


 いずれの記事も7月中旬から減り始めたとして、降水量の減少と猛暑による蒸発が原因ではないかとの論調だった。
 きょう 8/10には、私たちの住む地域でも一ヵ月くらいぶりの恵みの雨が降っているが、お湿り程度のシトシト感です。

夏バテの真っ最中でもあるので、涼を求めて近くの赤城山に行く。
比較的楽に登れる、小沼周辺の山にしよう。

am6に家を出るときは薄曇り空で24℃。
冷え過ぎて低体温症にならないように、ということで (^^;
用意周到のおいちゃんは秋装備二人分担いで  心配性です。

鍋割山は見えていたけれど、それ以外の赤城山は雲の中。
昼前にはガスが切れるかも知れないから、小沼に上る前に覚満淵に寄る。
この時期、花は余り期待できないかも。

 見るからに涼しそう
 赤城山はサイクルスポーツが盛んです         ▲ 姫百合駐車場の様子を見ながら

 県立ビジターセンターは建て替え工事中で          ▲ 覚満淵遊歩道の入口 16℃


 ビジターセンターの仮設駐車場もガラガラに空いていて、覚満淵には未だ人の気配は殆んどない。
 時計廻りで山側から周回することにした。
 レンゲショウマは二三輪咲き始めていたが、アケボノソウは葉っぱも確認できなかった。

ゲンノショウコ ヒメシロネ タムラソウ(蕾) レンゲショウマ ヤマハギ
マツヨイグサ コバギボウシ アザミ イタドリ シモツケ
ダイコンソウ ゴマナ マムシグサの実 ツリガネニンジン キンミズヒキ
ノブキ キオン すみません、午後に改めて出直しますので


 刈り払いされていない道を進んでいると ...
 前から単独さん♂が急ぎ足で戻って来て、「この先の木に 子熊が登っているのでヤバイですよ
 ちょっと興味が湧いたけど、近くに母熊がいるかも知れないので彼を追いかけて私たちもUタ~ン。
 何気に後ろを気にしながら ... 速く歩けないはらっぱを気遣いながら ... 熊鈴をガラガラ鳴らしながら ... のろのろ

 「あのさ~、赤城の熊さんは人を襲わないらしいよ」 等と根拠のない持論を展開する能天気なはらっぱ
 だってさ~ 昔鍋割山で会った地元のベテランおじさんが教えてくれたんだもん。【REPO】



 地蔵岳に転進


覚満淵は帰りに寄ることにして、小沼に上ります。
小沼駐車場から小沼は見えないので、地蔵岳に登ることにして だけ。
八丁峠に移動する。

峠のPSには車がなかったので、登山口直下まで乗り入れる。
相変わらず周辺の山にはガスが掛かっていた。
山の中に人の姿はなかった。

熊のことは忘れて、花を探しながら階段や岩道を辿る。
途中から小沼を俯瞰するもガスがちで。

 小沼駐車場にちょっと寄り道
 最初は登りやすいステップ           ▲ 終盤も歩きやすい木道
キオン ツリガネニンジン ハクサンフウロ イタドリ コメツツジ
 山頂に大手         ▲ 山頂に着くと数人の登山者がいた
 大沼はかろうじて見えた       ▲ ご無沙汰の小鳥ヶ島赤城神社拡大

待っていれば周囲のガスは切れるのか。
見えなくても脳裏に浮かぶから良いようなものの、ちょっと残念。

アンテナ施設周辺の花探しに出るはらっぱを追いかけて。
涼しい山上の徘徊ごっこ。
期待する程の花は咲いてなかった

再び山頂に戻ったら、誰も居なくなっていた。

 山頂を守る神々かな        ▲ ガスが切れるのを待つおいちゃん
ネジバナ ウスユキソウ ハクサンフウロ マツムシソウ 石仏さま
マルバダケブキ イブキボウフウ キオン 花アブの一種かな
                       ▲ 帰る前に山頂に戻ったらガスが晴れかかっていた
                        ▲ さて山頂を離れて肩の広場で小沼確認しよう

山頂を離れる前に、山頂記念ショットを1枚撮って行こう。
我が隊は、山頂証拠を残す習慣はないけど、たまにはいいかもね。
誰もいないし、何気にガスも晴れそうだし。

いつも人が少ない山頂下の肩の広場に直行する。
東の展望を望みながら、ゴツゴツに積まれた岩の上でのランチが好き。
ときがゆったり流れる山上で、穏やかな気分に浸るのが好き。

 山頂ショットのポーズ、やり方を忘れてしまった        ▲ ススキの茂る道を辿ってランチ場所へ
 先客1名、アマチュア無線家と仲良くした       ▲ 無線マニアさんとは対照的なアンテナ群
            ▲ アマチュア無線家と話しながらランチタイム、彼の温度計では13.4℃だって ... 涼しすぎ~
              ▲ ガスが流れていたけど、小沼の様子は確認できた(確かに小沼が小さくなってるな)
                           2019.10.20 地蔵岳肩からの画像
小沼沿岸 ニガナ シロバナニガナ
ヤマオダマキ タマガワホトトギス とことこ  ▲ 苦手道


 覚満淵 リターンマッチ

地蔵岳から舞い戻って来た。
途中で小沼駐車場に寄ったけど、 だけで小沼まで下りなかった。
もう地蔵岳から確認したから、想像できるのでカット (^^;

ビジターセンターの駐車場は、半分くらいの入りだった。
覚満淵の遊歩道は、朝よりも幾分か賑やかで。
別に理由はないけど、朝とは逆の反時計廻りにしてみた。

木道上では映画撮影の若い役者やクルーが、遠慮がちに仕事中。
良い作品ができるといいね。

 覚満淵の水位も下がっているようだね
                         新歩道の行止まりベンチエリアで寛ぐ人たち
 真新しい遊歩道     ▲ 段差を付けてくれてありがとう  by harappa
コバギボウシ ワラビ アザミにトンボ  ▲ コオニユリ  ▲ クガイソウ
ノリウツギ オトギリソウ フジバカマ トモエソウにアキアカネ
 ヨツバヒヨドリにアサギマダラはいなかった       ▲ 小尾瀬ちっくな湿原が広がっている
                             ▲ 夏の盛りを癒す湿原風景
                ▲ 覚満淵19℃はちょっと涼しすぎたけれど、きょうは赤城で正解だったような
 アキノウナギツカミ可愛い           ▲ 熊さんは家に帰ったらしい
キンミズヒキ ヤマハギ 蝶ちょ ヤマトウバナ アキカラマツ
トモエソウ(蕾) コオニユリ アキノウナギツカミ ケナツノタムラソウ ゲンノショウコ
ワレモコウ エゾリンドウ ツリガネニンジン クルマバナ イヌトウバナ

 きょうは直射日光を浴びなかったので、ずっと涼しく過ごすことができた。
 そんな訳で避暑的に超満足のトレッキング終了。